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最近よく聞くメタバースってなに?初心者にもわかりやすく教えてほしい。
そんな悩みにお答えします。
この記事で解説する内容※かねりんさんはNFT・メタバース・仮想通貨などの分野の最前線でさまざまなプロジェクトを手掛けています。詳しくは3万人以上のフォロワーを持つTwitterを覗いてみてください。
かねりんラジオ(Voicy)を聴いてから復習にこのブログを活用する。または、このブログを読んで内容を頭に入れてから音声を聴いてみるなど相互活用してくれたら嬉しいです。
この記事の信頼性実際に僕も日々メタバースなどWeb3関連の情報を収集したり、体験したりしています。
※このブログ記事はかねりんさんの許可をいただいて執筆しております。
読者さんへの前置きメッセージ今回の記事を見る前に、同じくかねりんさんの初心者講座「🔰NFTってなに?【初心者講座】」を先に聴いていただくとよりメタバースについて理解しやすくなると思いますので、まだ聴いてない読者さんはこちらを先にどうぞ。
※資金決済法の改正(令和2年5月1日施行)により、法令上、「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、この記事ではわかりやすく「仮想通貨」の呼称を使っています。
参照元:金融庁ホームページ
メタバースとは?
メタバースとは、英語の「超越(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語です。まずは漠然としたイメージからしっかりした定義まで順に整理していきましょう。
1.まずはメタバースのイメージから
まずは、メタバースをイメージ的に理解しましょう。わかりやすくはインターネットを介して数百人~数千人規模のプレイヤーが同時に参加できるオンラインゲーム(MMORPG)をイメージしてください。
- ゲームの中で仲間を作って一緒に狩りにでかけてお金を稼ぐ
- 冒険者としてだけではなく、刀鍛冶として商売で生計をたてる
など、必ずしも戦うだけがプレイスタイルではなく、バーチャルワールドでリアルとは別世界の自分の人生をおくる(まさに語源のとおり超越した別の宇宙で人生をおくる)ことがメタバースのイメージに一番近いのではないでしょうか。
※ちなみに、「VRゴーグルをかけて3Dで」のようなイメージがあるかもしれませんが、あくまでもこれらはメタバースの補助的要素であり、VRゲーム=メタバースではないので勘違いしないようにしてください。
2.メタバースの4つの定義を理解しよう
メタバースの定義4つを順に解説します。
メタバースの定義(4つ)
①時間の流れが同じ
②無制限・同時接続可能
③経済がまわる
④体験がまたがる
①リアルワールド(現実世界)と時間の流れが同じ
まず1つ目の定義は、リアルワールド(現実世界)と時間の流れが同じであること。時間が不可逆的に流れていることです。
メタバースはブロックチェーンにつながることで、「不可逆性・永続性・時間の流れが同じ」という要件を満たします。ブロックチェーンに刻まれたデータは時間と共に前に進むだけで不可逆です。まさに現実世界とのパラレルワールド、語源であるもうひとつ別の超越した宇宙が作られているような感じです。
スーパーファミコンでミスをしたらリセットするみたいな世界は時間軸がないのでメタバースではありません。
メタバースの世界ではリアルワールド(現実世界)と同じようにゲームの中でアイテムが壊れたら壊れたままもとに戻らないし、犯人にお金を盗まれたら盗まれたままだし、運営がリセットして元に戻してくれるようなことはないのです。
②大量の人(世界中の人)が無制限に同時接続できる
2つ目の定義は、インフラ的な話しになりますが大量の人(世界中の人)が無制限に同時接続できるということです。
リアルワールド(現実世界)と同じでないといけないため、世界中の何億人・何十億人という人が同時にアクセスしても、サーバーがダウンすることなく、同時にアクセスできなければなりません。
メタバースではない例として、サーバーの負荷を分散するため同じワールドなのですがサーバーを10個も20個もおいてパラレルワールド的に500人ずつ別々のサーバーに分散化するというものがあります。
同じゲームの中の「東京」という場所にいるけれど、1というサーバー、2というサーバー、3というサーバーに割り振られる感じです。これはダメ、メタバースではありません。
メタバースはリアルワールド(現実世界)と同じように全員が同じ場所に行けることが要件です。最近は5Gなどの技術進歩もあり、世界中どこからアクセスしても時差がなくコミュニケーションが取れるなど、この要件が満たされつつあります。
③メタバースの中で経済がまわる
3つ目の定義は、リアルワールド(現実世界)と同じようにメタバースの中で経済がまわるということです。
ブロックチェーン技術や仮想通貨によって外の世界を介することなく、メタバースの中だけで対価としてお金(仮想通貨)のやりとりが完結できるようになりました。
例えば冒頭のメタバースのイメージで解説したようなゲームで言うと、今までは所詮ゲームの中の「ポイント」でしかなかったものが、狩りをしたり他者に貢献することでお礼や報酬を仮想通貨で受け取れます。
リアルワールド(現実世界)と同じように得たお金をメタバース内のあらゆる場所で使用し、経済をまわせます。極端に言うとメタバースの中で自分の生活が完結できてしまうのです。
④体験がまたがる
最後4つめの定義は、体験がまたがること。リアルワールドとバーチャルワールド、フィジカルとデジタル、の世界を行ったり来たりできるということです。
ブロックチェーンもビットコインやイーサリアムなどいろいろなチェーンがあり、チェーン内でもいろいろなメタバースがあります。それらの行き来が自由にできるということです。
例えば、今までは三國志のゲームであれば、その中のアイテムは三國志のゲーム内だけでしか使用でず、他のゲームでは自身のレベルやアイテムなどはリセットされ、使い回すことができませんでした。
しかし、メタバースの世界では〇〇ソードという剣のアイテムをNFTとして持っていたとしたら、この〇〇ソードはどこのメタバースに行っても使えます。また、NFTで持っているアバターや服などもどこのチェーン・メタバースに行っても使えるのです。
ブロックチェーン・仮想通貨・NFTなどの技術により、体験をまたいで行き来できるようになったのです。
なぜ今メタバースが注目されているのか
なぜここ最近メタバースが注目され始めたのでしょうか?その理由について解説します。
1.ブロックチェーン技術の登場
メタバースが注目されはじめるきっかけとなった1番は、やはりブロックチェーン技術の登場でしょう。この技術によりメタバースの定義を満たすことが可能となりました。
具体的には、
- 自律分散システムである
- 改ざんができない
- システムダウンが起きない
- 取引データが消せない
というブロックチェーンの特徴が、メタバースを実現可能にしました。
※ブロックチェーン4つの特徴については【かねりんラジオ初心者講座】🔰NFTってなに?で詳しく解説してますのでそちらを見てください。
例えばゲームならそのゲーム会社が潰れたら終わり、サーバーがダウンしたら終わり、など会社の一存で全て消されることは当たり前でしたが、現実世界では誰かの一存で全てが消されてしまうなんてことはないことですしあってはなりません。しかし、ブロックチェーン技術誕生前はこの中央集権型システムは仕方のないことでした。
しかしブロックチェーン技術の登場により分散型(脱中央集権型)のメタバース空間を実現できるようになったのです。
2.リアル空間だけの展開の不合理性
もう1つは、リアル空間からメタバース空間にシフトする経済合理性について皆が気づき始めたからでしょう。
メタバース空間では自宅に居ながら世界中の人と一瞬で繋がって、仕事もできるし、勉強もできるし、友達と遊べるし、お金まで稼げます。
特にコロナ禍において在宅勤務やリモート会議等を通して身をもって実感しているかたも多いのではないでしょうか?コロナは確実に世の中へのメタバースの認識と需要を後押ししました。
メタバースを知ってしまうと、逆にリアル空間にに留まらなければならない理由のほうが少なく、人間の生活や経済活動の中心が今後メタバースへ向かっていくことは必然なのかもしれません。
メタバースの今後の展開
これからのメタバースの展開はどのようなものになると予想されるでしょうか。メタバースの今後の展開について解説します。
1.NFTの使い道としてのメタバース
メタバースと関係がとても深いのがNFTです。
メタバースに人がどんどん流れてくるとどうなると思いますか?メタバースで使用するアバターや服、靴などのいろいろなアイテムが必要になることが想像できます。これがNFTです。なぜならブロックチェーン上のデジタルデータは全てNFTだからです。
NFTはただの絵でしょ?など今はあまりピンとこないかもしれませんが、NFTもメタバース同様、今後需要が爆発的に伸びていくと考えられます。
メタバースとNFTは切っても切れないものなのです。
2.大手企業のさらなる参入
今後メタバースへの大手企業参入も加速するでしょう。
今まで解説したように、将来的にメタバースへ多くの人が流れてくることは容易に想像がつきます。すでにアディダスなどの大手企業が参入しているのもそれを確信してのことでしょう。
今まで誰もいなかった大陸に一気に大量の人が移住してくるということは、その大陸で先駆けてお店をやっていたり活動していたりする先住民族に大きな利益をもたらす可能性があるということです。
だからこそ先行者利益を狙う企業は早く参入しなくてはなりません。現状はメタバースの人口はそれほどいないためマネタイズはできませんが、今から参入できる企業は将来的に市場が大きくなった時の勝者となります。今はある程度資本力があり、数年稼げなくても大丈夫な体力のある大手企業でないと参入は難しいのかもしれません。
3.リアルとメタバース(=バーチャル)の情報量の差の消滅
僕たちが認識できるリアルとバーチャルの区別は情報量の差でしかありません。
今はまだ情報量でいうと
- リアル=リッチ
- バーチャル=チープ
なのでリアルに軍配があがることが多いでしょう。
例えばVRゴーグルをつけても、今は解像度が低いためリアルと見間違うほどの体験はできません。また、特に味覚等はバーチャルではまだ感じることができないため、リアルと全く同じような感覚をバーチャルで味わうことはできません。
しかしそれは技術的な問題なので、いずれ技術が発展すればアニメや映画のように、自分がリアルにいるのかバーチャルにいるのかわからなくなるような世界が必ずくるでしょう。
4.国をあげて世界とつながる空間へ
メタバースの一番のメリットは物理的・地理的制約を受けずに、世界中の人が同時につながれることです。
今後同時通訳のアプリなどの開発が進めば、メタバースの中で話したことが同時通訳されて聞こえてきて、世界中の人たちと言語の壁なくコミュニケーションできるようになるでしょう。
世界中で共通の教育を受けることも可能になるため、今からメタバースに対する取組をしてる国とそうでない国とでは子供の教育にも大きな差がでてくるかもしれません。
日本も「メタバースってよくわからない、メリットない、仮想通貨怖い、仮想のものは信じられない」など思考停止している場合ではありません。日本の政治家や行政機関にこそ理解し、後押ししてほしいのです。
まとめ
今回はNFT投資家「かねりん」さんのNFTメタバース@かねりんラジオ(2022年3月9日放送)の『🔰メタバースってなに?【初心者講座】』をブログとして文字にまとめました。
まずはとにかく触ってみましょう。触らずにこのブログを読んでわかった気になっていたり、外から見てるだけではいつまでたっても本質は理解できません。
少しでも触ってなんとなくでもわかってくれたら御の字です。
これから確実にくる未来ですので、早くからさわって先行者利益をとりましょう。何がすごいのか、何にワクワクするのか、やってみればわかりますよ。
最後にこちらにかねりんさんがCryptovoxels(クリプトボクセル)というメタバースのアプリ内に作ったNFTホールのリンクを貼っておきます。アクセスして是非メタバース体験してみてください。
>> https://www.cryptovoxels.com/play?coords=NE@409W,612S
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