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最近よく聞くNFTってなに?初心者にもわかりやすく教えてほしい。
そんな悩みにお答えします。
この記事で解説する内容※かねりんさんはNFT・メタバース・仮想通貨などの分野の最前線でさまざまなプロジェクトを手掛けています。詳しくは3万人以上のフォロワーを持つTwitterを覗いてみてください。
かねりんラジオ(Voicy)を聴いてから復習にこのブログを活用する。または、このブログを読んで内容を頭に入れてから音声を聴いてみるなど相互活用してくれたら嬉しいです。
この記事の信頼性実際に僕も日々NFTの情報を収集したり、NFT自体の売買をしたりしています。
※このブログ記事はかねりんさんの許可をいただいて執筆しております。
読者さんへの前置きメッセージ僕もそうでしたが、NFTをいざ始めようと思っても初心者のころはどこから情報を得ればよいか迷うこともしばしば。そんな読者さんのために、日々NFTなどWeb3関連情報を収集をする中で強くおすすめしたい情報源を紹介したいとの思いでこの記事を書きました。
※資金決済法の改正(令和2年5月1日施行)により、法令上、「仮想通貨」は「暗号資産」へ呼称変更されていますが、この記事ではわかりやすく「仮想通貨」の呼称を使っています。
参照元:金融庁ホームページ
NFTとは?
NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、直訳すると「非代替性トークン」です。『非』があるからには『非』がつかない「代替性トークン(FT=Fungible Token)」もあります。
「非代替性・代替性」と「トークン」についてそれぞれ解説します。
1.非代替性・代替性とは?
非代替性とは文字通り替えが効かない・交換(代替)が不可能という意味で、代表例はNFTです。
それに対して代替性とはこちらも文字通り替えが効く・交換(代替)が可能ということで、代表例はビットコインなどの仮想通貨です。
デジタルの世界だけでなく、現実の世界でもモナ・リザの絵画は世界に1つしかないので同じ価値として交換できるものはありません(非代替性)が、Aさんの1円はBさんの1円と同じ価値で交換可能(代替性)です。
ここは言葉の定義なのであまり細かいことは気にせず、両者の違いは「同じ価値で交換可能か否か」という点だとおさえておけばOKです。
2.トークンとは?
トークンとは仮想通貨(ビットコインやイーサリアム)のようなものをイメージしてください。
いわゆるブロックチェーン技術を利用して発行されたブロックチェーン上のコイン(仮想通貨)です。
NFTもブロックチェーン技術を利用して発行される点で広義の意味でトークンと呼ばれます。
今NFTが注目されている理由
1枚のデジタル絵画に数十憶円の値段がつくなどの現象が起きているNFT。なぜ今そのような現象が起きているのか。現在NFTがどのような使われかたをしているのかを解説します。
1.キーポイント=ブロックチェーン技術の利用
トークンでの解説のとおり、NFTはブロックチェーン技術を利用しており、ここに大きな価値が発生しました。
簡単に言うと、ブロックチェーンはデータのやり取りを全てチェーンのようにつなぎ、改ざん不可能で未来永劫続いていくものです。
ブロックチェーンの特徴(4つ)
1.自律分散システムである
2.改ざんができない
3.システムダウンが起きない
4.取引データが消せない
①自律分散システムである
ブロックチェーンに刻まれたデータは、世界中のコンピュータで同時に管理・保管されており、特定の管理者がいないのが最大の特徴です。これを自立分散システムといいます。ちなみに、あるサービスをどこかの企業等が管理しているシステムを中央集権システムといいます。
②改ざんができない
自律分散システムにより、分散型台帳でデータを1か所に保管せず、世界中のコンピュータで同時に管理・保管しています。これにより、例えばハッカーが世界中のコンピュータを同時にハッキングしてデータを書き換えない限り、データの改ざんは不可能です。
③システムダウンが起きない
システムが事故などで停止や故障してもデータは消えません。世界中にデータが管理・保管されているためた地球が吹き飛ぶようなことがない限りデータが消えることがないのです。
④取引データが消せない
取引データは、管理者もいなければ改ざんもできない、システムダウンによるデータ消失もないため、自分自身はもちろん、誰にも消すことはできません。ブロックチェーンに刻まれたデータは時間と共に前に進むだけで不可逆です。
2.デジタルデータに”価値”をつけた
上記のようなブロックチェーン技術の利用によりデジタルデータに価値を付けられるようになったことがNFTの最大の革新部分です。
今までのデジタルデータはコピーが無限にでき、どれが原本でどれが複製かという概念がありませんでした。もちろん無限に増殖できてしまうため、そこに価値はつきません。
例えば、イラストレーターさんが描いた絵をSNSでシェアした瞬間に、それを見た誰もがコピーして使用できてしまいます。
原本の証明ができなかったデジタルデータをブロックチェーン上に刻むことで、世界に1つだけの原本である証明ができるようになったのです。
3.アーティストの収益化の機会を創出
NFTが作り出したアーティストの収益化の機会について具体例を解説します。また、今回はNFTの分野のなかでも特に「アート」の分野に絞ってみてみます。
デジタルアートNFTの取引例
■Zombie Zoo Keeper(ゾンビ飼育員)
小学3年生の男の子が夏休みの自由研究でつくったピクセルアートが数百万円で取引
■Twitter社のドーシーCEO
初ツイートをNFT化したものが3億円超で落札
■Ether Rock(イーサーロック)シリーズ
世界最古のNFTと言われている岩をモチーフにしたJPEG画像のNFTが400ETH(約1億4,200万円)で取引
■手塚プロダクション公式NFT
鉄腕アトムのモザイクNFTが120ETH(約5,300万円)で落札
■米国人アーティスト ビープル
5,000日間にわたり1日1作品を制作し続け、それを1つのデジタル作品としてまとめたモザイクNFTが約75億円で落札
上記の例のように、デジタルアートに価値をつけられるようになったことにより、例えばモナ・リザの絵が1つしかないようにデジタルの世界でも「希少性」を帯びることが可能になりました。
今は流行りものということもあり無名の人の作品にも価値がついている状況ですが、NFTは不可逆という世界のため、古ければ古いほどビンテージとての価値が上がっていくという考え方があるのも事実です。早くやればやるほど(最初にやることに)価値がでる状況にあるのがNFTの現状ともいえます。
NFTの今後の展開
これからのNFTの展開はどのようなものになると予想されるでしょうか。NFTの今後の展開について解説します。
1.NFTの現在地
現時点(2022年3月)で、世界でどれくらいの人びとがNFTを触っているのでしょう。
下記はかねりんさん調べのNFT(コレクティブ・アート分野)を触っている世界及び日本の人口データです。
かねりんさん調べ
世界 :
0.008%(2021年12月時点)
日本 :
約3,000人(2022年2月時点)
世界については「世界人口白書2021」によると、世界の総人口は78億7,500万人ですので約63万人というところでしょうか。日本にいたっては人口1憶2,600万人として0.00002381%… ほとんど触っていない状況です。
ただ、金額換算だとここ2年で世界のNFT市場は2019年の300億円から2021年は2兆円へ急成長しています。0.008%しか触っていない中で2兆円規模なので、今後市場規模はとんでもないことになりそうですね。
2.インターネットの5倍の速さで普及
インターネットがこの世に誕生してもたらした革新と同じくらいの大革新が起きると言われているのがブロックチェーン技術です。
ブロックチェーンが生活に浸透するスピードはインターネットの約5倍と言われています。
この数値はインターネットの浸透が25年~30年かかったことを考えると、5~6年後には自分達の身の回りのものが(意識しなくても)当たり前のようにブロックチェーン・NFTになっていることを表します。
アートだけでなく、例えば映画やコンサートのチケットなど、デジタル金銭的価値のあるものは全てNFTになっていることでしょう。これが確実にくる未来なのです。
3.コミュティへ所属するためのパスポート&デジタルファッションの役割
現在取引されているNFTの大半はコレクティブといわれる種類で、下記画像のCryptoPunksに代表されるような数千~数万体の少しずつ違う絵のコレクションになっています。
コレクティブNFTは絵を購入するというだけでなく、そのコミュニティに入るパスポートの役割を果たすことで価値が高まっています。
コレクティブNFTを購入してTwitterのアイコンにしたりメタバースのアバターに設定することで、
- そのコミュニティに所属しているという満足感
- 高額・なかなか手に入らないNFTを見せびらかしたい欲求
などのデジタルファッションとしての役割も大きくなっており、今後ますますの拡大が予想されます。
(参考)NFTの種類(6種類)
・アート・・・・・・ 9%
・コレクティブ・・・ 76%
・ゲーム・・・・・・ 7%
・ユーティリティ・・ 4%
・スポーツ・・・・・ 1%
・メタバース・・・・ 2%
参照:NonFungible
まとめ
今回はNFT投資家「かねりん」さんのNFTメタバース@かねりんラジオ(2022年3月1日放送)の『🔰NFTってなに?【初心者講座】』をブログとして文字にまとめました。
NFTについて、日本は海外に比べると3周くらい遅れていています。海外ではセレブリティといわれる人たちがCryptoPunksなどの高級なNFTを購入してTwitterのアイコンにしたりという事例が数多くあります。
セレブリティが持っているNFTが人気に人気を呼んで注目を集め、海外のNFT市場はどんどん盛り上がって大きくなっています。
日本はまだセレブリティと言われる人だと
くらいしか名前があがらないのも事実です。
5~6年後、NFTが当たり前になる世界が来るのは確かです。日本も取り返しがつかないくらい遅れてしまうということがないようにしたいものです。
5年後にどうせやるなら、今のうちからいろいろ触ってみるほうが面白いのではないでしょうか。
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